きっと私の風が吹く

好きなことを、好きなように

【旅行記】黄桜すい合宿2.5 2日目・前編

累計60日目。

日々のお勤めお疲れ様です。アカツッキーです。

 

お土産で買ってきた「本荘うどん」を食べました。本場で食べなかったので正解が分からないのですが、普段どおりに調理した結果、口当たりがなめらかでのどごしが良かったように思います。稲庭うどんも買ってあるので後日食べたいと思います。

 

 

<前回までのあらすじ>

東由利到着後、温泉入ったり料理したり満月の下で散歩したりして寝ました。詳しくは昨日の記事を見てね。

 

shiihaduki.hateblo.jp

 

 

というわけで無事(?)に1日目を終えたすい合宿2.5。今日から2日目に入ります。

 

午前4時半頃。

代表の号令で起床。ここから2日目が始まります。

東由利の朝の気温は19℃。天気は曇り。普通に半袖では肌寒い。

 

その中で代表の運転する車で朝焼けを見に出発。途中、ドライバーや近所の農作業をされる方向けの自動販売機が複数集まる休憩スポットでKSPメンバーの「かおる」さんと合流。夜勤明けで眠らずの参加だったそうです。お疲れ様です。ありがとうございます。

そのまま山を登り、途中止まったりしながら良い感じのスポットを探します。最終的にたどり着いたのが三ツ方森会館。前日の雲がまだ残っていたこともあり綺麗に朝焼けを見ることは出来ませんでしたが、朝焼けに染まる雲と、雲海を見ることが出来ました。

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(三ツ方森会館に向かう途中で撮影)

 

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(三ツ方森会館からの途中で撮影)

 

雲海を見たのは人生で初めてでした。どう撮影すれば綺麗に残せるのか分からなかったので、写真はちょっとイマイチですね。ごめんなさい。

でも生で一度は見てみるものですね。人生観が変わったりはしませんでしたが、素直に見れてよかったなと思いました。自然の見せる姿は素晴らしい世界です。時々怖いですけどね、今年の大雨とか。

 

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 さ、元気に1日始めましょうか!

 

 

自治会館に戻り、敷きっぱなしだった寝袋などを片付けて朝食を。朝食は秋田ではおなじみ(?)の株式会社たけや製パンの品々。

 

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アベックトーストやバナナボートなどが有名ですね。写真のフルーツボートは、バナナボートの派生になります。

これにコーヒーや味噌汁を合わせてもそもそ食べる。まったりした朝。

 

一通りお腹が膨れたところで、代表が持参した荷物を置きに自宅にご帰宅。鬼灯さんはお仕事にご出勤。早朝に合流したかおるさんも用事があり一時帰宅することに。

あとで聞いた話ですが、 実はこの日、8月27日は秋田で(由利本荘市で?)は2学期の始業日だったそうです。皆さんの地域はいかがですか?

 

残ったメンバーで荷物の整理や後片付け、自治会館の清掃を開始。押し入れに掃除機があったので部屋を掃除したり、ほうきで玄関や玄関先を掃き掃除したり、台所周りをぞうきんで拭いたり。

私個人として、ホテルなどの宿泊施設ではない場所を利用させていただいた時は「来た時よりも綺麗に」が基本だと思っております(旅館などでは逆にご迷惑になる場合があるのでほどほどにします)。

普段は大体一人でやることが多いのですが、今回ご一緒した皆様は一緒に作業してくださってとても助かりました。ありがとうございました。

 

掃除が終わって一息ついた頃、代表がお戻りに。他のメンバーの到着まで代表の案内で自治会館の裏山を散策することに。

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前日からの湿った空気の影響もあり、草木には朝露、地面は少しぬかるんだ状態でした。やや滑りやすくなってはいたものの、あるき辛いというほどではなく、ちょっとした冒険感覚を味わえました。

その裏山の中にひっそりと鳥居と祠が。水の豊かな地域故の、数多く在る水神様をお祀りする社の一つ。

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静かに合掌。

そうして裏山散策を終えて自治会館に戻りました。

 

それからしばらくして午前9時頃。KSPメンバーの「塩味なんこつ」さんが合流。ここから車で東由利の散策へ向かいます。

 

まず向かうのは今回の合宿で一番の目的地?である、黄桜すいの通学路&家&畑のモデルになった場所。

写真も動画も撮りましたが、KSPからのご要望で掲載は控えさせていただきます。見たい人はぜひKSPにご連絡の上、秋田県由利本荘市東由利まで起こし下さい(*´∀`)ウフフ

 

そのまま車を走らせ、以前ぼつめき!すいチャンネルでも登場した大平スキー場へ。

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広い(確信)

 

スキー場によっては夏場も営業してるところ(スキーはもちろん出来ないが)もあるようですが、ここは夏季休業中。入り口までの道には何に使うか分からないけど大量の丸太が積まれていました。

私はウインタースポーツは学校の授業でスケートやったくらいなのでスキーもスノボも未経験です。どんな感じなんですかねぇ。人生で一度はやっておきたいですね。

ちなみにここ、スキー場の脇にクレー射撃場が隣接されており、猟銃許可証持っている人は年に数回、そこで教習を受けないといけないそうです。

 

 

そこからまたしばらく車を走らせて到着したのは廃校になった旧・大琴小学校

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少子化により、その役目を終える学校は全国で増え続けています。生徒が一人もおらず閉校する学校。生徒が少ないから近隣の学校と合併し、一方に生徒が移ったことで誰も居なくなり閉校する学校。理由は様々です。老朽化なんてのも聞きますね。

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学校のグラウンドに隣接されこどもたちをみまもってきたこのお社は、もう子どもたちの元気な姿を日常的に見ることは出来ません。やはり神様も寂しかったりするのでしょうか?

こうした廃校は増えていますが、そこを活用する動きはまだまだ少ないのが現状です。最近の有名な活用方法は、千葉県にある道の駅・保田小学校でしょうか。

由利本荘市でも由利高原鉄道鮎川駅からすぐの場所にある旧・鮎川小学校を使用した鳥海山 木のおもちゃ美術館に今年生まれ変わりました。1日目・前編で矢島駅を紹介した時のあれです。

他にもどこか忘れましたが、教室に機械を入れてチーズやお肉を熟成させたりなんてこともやっていると聞いたことがあります。

こういうことに行政が手を出すことは難しいのが実情で、民間で何か出来ればいいのですが……難しいんだろうなぁ。主に資金とか。

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校舎裏手側

 

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 校庭脇のブランコ

この写真とてもお気に入りです。

 

旧・大琴小学校をあとにして、この大琴小学校の大台分校跡地近くにある巨大おんこを見に行くことに。「おんこ」というのは材木に使われる「イチイ」という木のこと。最近ではすっかり珍しくなってしまったそうです。

そして車を走らせしばらく。

 

大台分校が見つからない

 

そもそも目印になる大台分校が見つからない事態に。それでも地図を確認しつつなんとか大台分校跡地に到着。現在は大台自治会館に変わり、代表の知る昔の面影はほとんど残っていなかったそうです。

そして車を降りて目的の巨大おんこへ。

 

巨大おんこが見つからない

 

今度はおんこが見つかりません。結果から言うと、結局最後まで見つからず、合宿終了後に代表が改めて探しに行った所、意外と近くにあったそうです。探しものって、探してる時は見つからないものですよね。お疲れ様でした。

 

そして巨大おんこを探している最中に道路脇に建つ鳥居と、その奥にとんでもない階段を発見しました。

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上から見るとこんな感じ。分かりづらいのでちょっと加工したのがこちら

 

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写真上部の赤丸が道路です。手前の赤と青が階段。崩れてたり幅や奥行きがバラバラだったりで上るのも下りるのも危険でした。たぶん映像のほうがわかりやすいですがそれはまた今度。

 

そしてこんな階段を上るとそこにあったのは水神様を祀る小さな祠でした。

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写真右奥の建物も、別の祠です。せっかくなのでお参りを済ませ、息を整えて帰ろうかと思った時に、ふと灯籠を見るとそこに書いてあった文字が、

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為日露戰捷願望成就

 

戰捷を今の漢字で表すと「戦勝」となります。つまりこの灯籠は、日露戦争で日本が勝てますように、という願いを込めて奉納されたということが分かります。

まさかこんな所で日露戦争という、誰もが知る歴史的出来事に関連するものに出会うとは思いもよらず、しばし驚きで灯籠を眺めていました。こういう出会いがあるから散策は楽しい(*´∀`)

 

危険な階段により思わぬ体力を奪われた一行は山を下り、いよいよ黄桜すい(勝手に)三大聖地の一つにして、秋田県天然記念物でもある。

岩館のイチョウへ向かいます。

 

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岩館のイチョウ概要

 

樹種:イチョウ

樹高:約30m

周囲:約9.2m

樹齢:300年以上

見頃:4月~10月

天然記念物指定日:1982年1月12日

 

戦国時代の武将・下村氏の乗馬用の鞭が根付いた、乳の形をしたコブに触れると乳が出やすくなる、などいくつもの伝説を有し、古くから神の木として信仰を集めている。

 

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それがここ

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天然記念物なのだからもうちょっと手入れをしても良いのではないかと思ったのは秘密である。

 

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イチョウの傍らには諏訪神社という社が鎮座しており、この道はただの農道ではなく、れっきとした参道です。左右は田んぼで、稲穂がやや下がっていました。もう少しですね。

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鳥居をくぐります。この鳥居にかかったしめ縄、実は普通の縄ではなくプラスチック製(塩化ビニル?)ということでちょっと驚きです。そして鳥居をくぐり、諏訪神社の社殿の裏側に、その姿はありました。

 

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圧巻。まずはその一言。

30mの高さまで伸びるその枝葉は風でさわさわと鳴き、長い年月を経て幾重にも重なった樹皮は永い時を戦い続けた戦士の鎧の如く。

かつてより地面が下がったのか隆起したのかは分かりませんが、太くゴツゴツとした根の一部は地表に露出し、所々に枝が折れた跡のようなものも見受けられます。

しかしそのすべてに圧迫感は無く、むしろ受け止めてくれるような、安心感に近い不思議な感覚がありました。伝われ(無理)

 

 

八塩のぼつめき湧水

東由利の道の駅・東由利

岩館のイチョウ

 

これで黄桜すい(勝手に)三大聖地の巡礼が完了しました。ご協力いただいた皆様に心からお礼申し上げます。

 

イチョウから車に戻って、朝食で食べきらなかったパンで軽食を挟み、一度荷物や車などを取りに寝所に使った船木自治会館に戻り、そこからきちんとしたお昼ご飯を求めて前回の黄桜すい合宿2でコラボして下さった麺屋新月さんへ。

 

本荘方面からは国道108号線に乗って南下していくと、由利高原鉄道の「薬師堂駅」が見えてきます。

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その薬師堂駅の道路挟んでほぼ正面にあるのが、麺屋新月さんです。

 

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なお私が注文した一番人気の「背脂醤油ラーメン」はすいちゃんに食べられましたチクセウ。゚(゚´Д`゚)゚。

 

この後は由利本荘市で一番人口が多い本荘市へと向かうのですが、思ったよりも長くなってしまったので、今日はここまで。

 

明日は本荘市到着~就寝までの予定です。そして明日ですい合宿2.5は終了、3日目は、すい合宿とはまた別に由利本荘市を回らせていただいたので、そちらをご紹介出来ればと思います。

 

それでは今日はこの辺で。

ご自愛くださいませ。