日々のお勤めお疲れさまです。アカツッキーです。
久々に友人とゲームをやったら何でも無いところで死ぬわ、軽度の3D酔いになるわとブランクを感じました。でも楽しかったのでヨシ。
表題。
先日以下の記事で紹介させていただいた本の片側が読み終わったのでザックリ感想を。
画像使い回しですいません。
コンパクトメッセージとは「単に短ければいい」というものではありません。あなたの人柄、話の要点、感動の商店が簡潔にまとまっていてこそ、コンパクトメッセージとなり得るのです。
(本文まえがきより)
TwitterやInstagramなどに代表されるように、SNSなどの発達により情報が溢れる時代となりました。その中で簡潔に、それでいて相手に強い印象を与える方法としてコンパクトメッセージの意義とやり方を紹介している本です。
コンパクトメッセージの代表例として、本の中ではキング牧師の「わたしには夢がある(I Have a Dream)」や、スティーブ・ジョブズの「Stay hungry, stay foolish」を挙げています。その他の部分を覚えていなくても、このフレーズだけは知っている、という人も多いのではないでしょうか。
ビジネスやSNSなどで相手に「簡潔に・素早く・分かりやすく」情報を伝えるのは難しく、ダラダラと話を続けて相手をイライラさせてしまうことも少なくありません。逆に言葉を短くまとめすぎて情報に齟齬が生まれてしまうケースもよくある話。
そうした問題を解決する手段の一つがコンパクトメッセージ。その基本的な考え方や実践方法を全4章、39項目に分けて紹介されています。各項目は平均5ページ、多くても10ページ程度にまとめられており、イラストなどの図解の併記や重要な部分は太文字で表記されるなどとても見やすい工夫がされています。
個人的な感想としては、知っていたし分かっていたけど具体的にやり方を知らなかった(感覚でやっていた)ことを説明されている気分になりました。
個人的に気になった項目をいくつか簡単に紹介します。
- 「すべては伝わらないという大前提を持つ」
何かを伝えようとする時、時間や文字数など様々な制約が往々にして存在する。その制約の中で自分が伝えたいすべてを伝えることは限りなく難しい。全部を伝えることは出来ないという大前提のもとに、本当に伝えたいことの優先順位をつけよう。
- 「コンパクトメッセージに必要な二つのC」
①contents(この場で自分が一番伝えたいこと)②Character(その人ならではの言葉や表現=人となり)のこと。伝えたい情報に優先順位をつけ、余分な話を削ぎ落とし、大事な部分を整理し、簡潔にまとめただけでは機械的で相手に好印象を与えることは難しい。そこに血を通わせるのが話し手の知識や経験などから来る人柄や思いなど「その人だからこそ生まれた言葉(表現)。この2つが揃って初めてコンパクトメッセージは完成する。
- 「すばらしい原稿を用意してはいけない」
就活や事業のプレゼンなど重要なときほど失敗できないと意気込み、事細かく突き詰めた資料や原稿を用意しがち。しかしそれが完璧であればあるほど、不意の質問などで自分のペースを乱されると立て直しが難しくなる。それが他人が作った優秀な原稿を模したものならなおのこと。大切なのは「本当に伝えるべき重要な情報を自分の言葉で伝える」こと。無論、質問などに対応できるように資料などは用意しておくのを忘れずに。
- 「面白くないという価値観を大切に育てる」
ある物事に対して「面白い」と思うことも「面白くない」と思うことも、どちらもその人ならではの価値観の一つ。ただ「面白くなかった」で終わるのではなく「どこが面白くないと感じたのか」「面白いと思う部分はなかったのか」というように、自分の中にある価値観を見つめ整理することで自分というCharacterを育てていくことで、自分ならではの意見を発信できるようになる。
他にも色々ありますが、それこそ無駄に長くなってしまうので割愛させていただきます。興味のある方はぜひ読んでみて下さい。少し古い本なので、Amazonなどより古本屋に行ったほうが安く手に入ると思いますよ。
私は基本的に物事を(無駄に)考え込むタイプであること、そして人に説明するときは実際に声に出して伝えながら整理してしまい、最終的に「まぁ要するに○○ってことです」と伝えるような人間なため、相手からすれば無駄に話が長く分かりづらい人として映ってしまうでしょう。
解説動画なども、中身は削っているつもりですが動画時間が25~30分などになっており、コンパクトとはとても言えません。
まだサックリと1回読んだだけなので、後日改めて読んで今後に役立てられればと思います。
ではまた。