きっと私の風が吹く

好きなことを、好きなように

【雑記】ボトルメールに想いを乗せて

日々のお勤めお疲れさまです。アカツッキーです。

スーパーに買い物に行くと、せっかく店員さんが作ってくれたレジの待機表示を無視して、平常時と同じように可能な限り詰めて並んでる人たちばかりで嫌になります。あと近所の公園でマスクもせずにグループで喋っている人多すぎ問題。

 

 この記事書いているちょうどそのタイミングで、私が好きな同人音楽サークル様が通販を始めたというお知らせをされていたので急遽内容を変更して(勝手に)ご紹介を。f:id:gotenmari:20200422001115j:plain

 今年の3月に開催された音楽系同人イベントM3で頒布予定だった新譜。Xiphさんはコロナの影響を鑑みてご欠席なされたため、販売はこれが初となります。童話や民族など毎回イメージテーマに沿って製作されていますが、今回のテーマは【ボトルメール】。瓶などに手紙を入れて海などに流すアレです。

 

 早速購入して視聴させていただきました。(以下、主観による感想)

 

01.Mellow memories

 全体的に静かで穏やか。ボトルメールが主の手を離れ、波に揺られてゆっくりと流れていく様子が目に浮かびます。後半は音が重なり、太陽の光の下で海鳥を眺めながらクラゲとともに大海原をたゆたっているかのよな雰囲気を感じます。誰かに届くかも分からぬ不安と期待。波打ち際から少しずつ沖へ沖へと旅の始まりの情景が浮かび上がります。

 

02.Look for you

 タイトルを直訳すると「あなたを探して」。そのタイトル通り、旅に出たボトルメールが様々な国や地域を巡っているような気持ちになります。今はどんな国の近くにいるのだろう?どんな人たちが住んでいるのだろう?そんな想像が脳裏をよぎります。曲の終わりはテンポを落として静かに音が収束します。もしかしたら、名も顔も知らぬ「あなた」のもとへたどり着いたのかもしれません。

 

03.Wherever

 始まりは静かだが先の2曲よりも音に力強さを感じる。はじめは水面から水底へと沈んでいくような深い深い音の重なり。絶望とまでは行かずとも、どこかおぼろげで不確かで手を離せば消えてしまいそうな不安と悲哀を感じさせる。中盤にさしかかるとその雰囲気を一変するかのような波の音。そして「大丈夫だよ」と言うかのように一気に盛り上がる。まるで名も顔も知らぬ「あなた」から返事が届き、涙を溢れさせているかと思うほどの感情の奔流。タイトル訳は「どこにいても」。きっと届いたのだと、そう思わずにはいられない。

 

 Xiphさんの作る音楽は音楽のストーリー性が高いと私は感じています。アニメやゲームミュージックなどがそうであるように、明確なイメージをもって製作されているのではないかと。特に今回の楽曲は単体としてはもちろん、3曲すべてが繋がっているように感じられるのは、とてもとても素晴らしい。大好きです。

 いずれXiphさんの作る素晴らしい音楽に負けない素晴らしい作品を作って、そのBGMや主題歌を依頼するのが一つの目標だったりします。果たして何年後になることやら(苦笑)

 

 Xiphさんは(失礼ながら)まだまだ知名度があるとは言えないかもしれませんが、素晴らしい音楽を作られているサークルさんです。特に好きな人には深く深く刺さるようなテーマ力もあります。

 今回の通販開始に合わせてYou Tubeも開設されたそうなので、ぜひチェックしてみてください。

www.youtube.com 取り急ぎ、(勝手に)紹介記事を書かせていただきました。

 今日は海の夢を見れそうな気がします。

 

 ではまた。