日々のお勤めお疲れさまです。アカツッキーです。
おみくじで大吉が出たというのに年明けから体調を崩して近所のドラッグストアに諭吉を貢いだ私です。皆様体調管理は十分お気をつけください。
さて、今回は表題にある通り、不定期更新で連載企画などやってみようかと思います。連載といえば以前「#RTしてくれた人のボイロ動画を見る」というTwitterのタグで視聴した動画の感想を連日投稿していたことがありました。それ以来となる連載企画。
内容は読書感想文です。題材は日本で一番分厚い文庫本。このブログでも過去に3回紹介させていただいた作家・今田ずんばあらず氏制作の短編集「あめつちの言ノ葉」を1話ずつ感想を書いていく、というもの。実物はこんな感じ。
※短編集です。 pic.twitter.com/OjvftqGqKx
— 今田ずんばあらず歌麻呂φ1/19文フリ京都【き-03】 (@johgasaki) 2020年1月15日
アホくさ(cv-琴葉茜)
収録数48篇、表紙込みで約1,500ページという、まさに読み物という名の鈍器。これが7,000円の価値があるかどうかは人によるところだと思いますが、それは読んでみないとね?
内容はまさに『今田ずんばあらず』という一人の作家の人生だ。それに私は触れようとしている。彼の作品は現在彼の代名詞とも言うべき「イリエの情景」から触れたが、目次によればこれはかなり後半に位置する。つまり私が感銘を受けた同作品に至るまでの彼の成長や変化を見ることが出来る。今からそれが楽しみだ。
それとこの連載企画については無駄に編集者というかコメンテーターというか、そんな感じで書いていこうと思うので、割と上から目線に見える部分もあるかと思いますが、その辺りはフレーバー的な感じにながしてもらえれば。ちなみにそんな風に書く理由は特に無い。
フレーバーといえば。
この短編集の目次は数字でもアルファベットでも50音でもなく、あめつちの詞(あめつちのことば)が割り振られている。これは平安初期に編纂された源順集という書物に記されたもので、ザックリとした認識としては「いろはにほへと~」で始まるいろは歌の親戚のようなものである。「あめつち」はそれぞれ「天」「地」の文字が当てられる。だからといって、この『あめつちの詞』が天地を表す=始まりから終わりを意味する、といったことはなく、今田氏がなぜこれを選んだのかは本人のみぞ知るところである。
その謎については、これから始まる長い長い物語を読み解く中で分かるかもしれないし、分からないかもしれない。楽しみが一つ増えるというものだ。
まぁそんなわけで、連載始まったらよろしくお願いします。