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【移住】東北U・Iターン大相談会に行ってきました

東北で暮らす!!

 

累計15日目。

日々のお勤めお疲れ様です。アカツッキーです。

 

本日は長いので早速の表題。

 

本日は東京都は有楽町駅から徒歩1分。東京交通会館にて開催された「東北U・Iターン大相談会 東北で暮らす!!」に参加してきました。

 

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北は青森、南は福島までの東北6県の各自治体が一堂に会する大きなイベント。聞いた話では、現在のところ今年度はもうこうして東北6県が集まるイベントは予定されていないのだそうです。

 

今回私がお邪魔したのは以下のブース

秋田県由利本荘市

宮城県登米市

福島県会津若松市

福島県県南地域(白河市

 

秋田県新規就農相談センター

秋田県先輩移住者

 

会場である東京交通会館内で友人で私と同じく移住を検討している友人Kさんと合流。開場20分前には入口前で待機。会場と同時に中へ。

 

この手のイベントではよくあるエントリーシートに記入をし、Kさんと別れて第一目的地である「秋田県由利本荘市https://www.city.yurihonjo.lg.jp)」のブースへ。

もはや顔馴染みとなった担当者様と相談。今年の8月に由利本荘市にお伺いする旨を伝えると、事前に連絡してくれればアテンド(市内案内)します、とのありがたいお言葉。黄桜すいプロジェクトのプチ合宿と合わせて、旅の計画を早め早めにきちんと処理したいところ。

 

その後「宮城県登米市http://www.city.tome.miyagi.jp/index.html)」のブースへ。

 

 黄桜すいと同じくらい推している、宮城県登米市の非公認ご当地キャラクター「迫町森(はさまち・しん)」の名前が当たり前のように飛び交い、気候や住居補助などについてお話をさせていただきました。

 

この時点で大体12時20分頃。13時から先輩移住者によるトークセッションがあるとのことで早めに移動しようとしたところ、セミナーブースの途中にある福島県で見事にキャッチにかかりお話を聞いたのが「福島県会津若松市(https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp)」

ちなみに合流していた友人Kはすぐ隣の福島県湯川村に捕まりました。

 

会津若松市の担当者の方はこういうイベントでは珍しいタイプの方で、移住や就農などの案内よりも「まずは遊びに来て下さい」というスタンスの方。会津若松市は気候も穏やかで会津若松城とその下に広がる城下町。地場産業も盛んでいい土地ですよと柔らかい笑みを浮かべてお話いただけました。昔から名前を知っているだけに、一度は行ってみたいものです。

会津若松市に行くのに注意するべきことは、東北新幹線の駅である郡山駅から西へ横移動すること。移動時間は1時間ほど。車があると便利ですよというこの手のお話をするとほぼ必ず出てくるフレーズをいただきました。参考までに。

 

そして13時の先輩移住者によるトークセッションを拝聴。東京で移住定住サポートの拠点の一つであり、今回のイベントの主催でもある「認定NPOふるさと回帰支援センター(https://www.furusatokaiki.net)」の職員の方を進行役に、秋田県宮城県福島県にそれぞれ移住された方のお話を聞きました。

 

それぞれの方がご自身で撮影した写真を元に、それがどういう生活の一部を切り取ったものなのか、という切り口で行われたトークセッション。興味深いお話ではありましたが、想像していた(聞きたかった)お話とは違ってちょっと残念でした。

そんな中で印象に残ったのは福島県に移住された、元海外旅行の添乗員をされていた女性の話。元添乗員ということもあり明朗快活な語り口調でお話しされていて、とても「やり手」な印象。しかしそんな方でも、最初の半年~1年は地域に上手く馴染めなかったとのこと。

あれだけ人当たりのよさそうな方でもそうなのだと思うと、人付き合いが上手ではない私はちょっと不安になりますね……。

 

トークセッション終了後、秋田県のブースへ。

秋田県新規就農相談センター」にて秋田県の担当者の方からお話を伺いました。他の地域と同じく、秋田も就農支援に力を入れ、短期で二泊三日、中期で三ヶ月、長期で2~3年の実地研修を行なうなどの説明を受けました。秋田県全土で第一次産業が盛んであり、農業に限らず、養鶏などの畜産業や酪農なども推奨しているとのこと。

秋田県は近年、人口流出率ワースト上位にランクインしており、高齢化もあって休耕田なども増えているとのこと。農業法人協会などが一括管理することも多いらしいですが、それを分配できるだけの人材はまだまだ少ないそう。神奈川や東京、千葉辺りからの就農研修生が近年増えていることから、そうした県外からのIターンを獲得できるように色々制度などを検討しているとのことでした。

私は将来的に「地場産業」に従事できたらと思っていますが、農業にするのか畜産業にするのか、または別のものなのかがまだハッキリしていないので、この辺りをしっかりしないといけないなとお話を伺いながら考えました。

 

その後は「秋田県先輩移住者」というちょっと変わったブース。その名の通り、県外から秋田県へ移住した先輩移住者の方から直接お話を聞けるブース。私がお話を聞いたのは大阪から地域おこし協力隊を経て秋田県北部の鹿角市に移住された男性。そこで聞いたお話で一番驚いたのが移住前後にかかった費用の話。妻と二人で、

 

・大阪からの引越費用で約15万

・元々住んでた家の撤去費用で約5万

鹿角市移住に伴う車と住居の購入費用

・その他各種税金

 

その中で一番驚いたのが鹿角市移住し、市から届いた住民税。なんと一人あたり約20万円。奥様と合わせて約40万円。

 

税金の計算の仕方をよく分かっていないのでなぜこんな高額なのか分かりませんが、先輩移住者の男性は繰り返し「ちゃんと貯金をしておいたほうが良い」と繰り返し仰っていました。

そして生活に関するお金については、行政などが言うほど安くはないということ。不動産(主に土地代)は安いが、電気やガスなどのライフラインは特別安くはないし、先程書いた住民税などは各自治体の懐具合などによって変わりますので、大都市に比べたらやはり高くなりやすい。

食費については、近隣の方からお野菜などいただけることは実際にありますが、県外の野菜などを購入すると逆に高くつくことも多い。日用品などは単純に取り扱っているお店が限られるため、価格競争が起こりにくく割高に感じる価格で推移しやすいとのこと。

 

こういう情報が欲しいんですよね!!ほんとに!!

 

お金の話は行政だとなかなかしにくいものなので、こういう「生々しい話」を聞けたのは本当に大きな収穫でした。

 

そんなことを経てKさんと合流しようと会場内を移動しているところ、再びのキャッチに遭遇。

 

福島!!またお前か!!!

 

というわけで本日最後にお邪魔したのは「福島県県南地域(http://www.city.shirakawa.fukushima.jp)」

東北の玄関口と言われる白河市を中心に、約10個の地域が合同で参加しているブース。私をキャッチした方は白河市担当の方だったので白河市のお話を聞くことに。

白河市は就農に特に力を入れており、隣町にある農業専門の短期学校への入学斡旋、その後の農業法人協会等への就職支援など積極的に取り組んでいるとのこと。また、福島県の就農支援補助金に加え、白河市独自の補助金も併用できることから、初期費用をかなり抑えることが出来るとのこと。

また個人的に一番魅力を感じたのは、移住費用(引越や住居購入)への補助金が単身者でも給付されること。

複数の地域でお話を聞きましたが、そのどれもが移住費用補助金制度はあっても「(親族関係にある)2人以上」が条件の一つになっており、私のような単身者には優しくないのです。

白河市はいいぞ!

更に「私は農業をやります!」と就農移住者には更に補助金を上乗せしてくれるのです。

白河市はいいぞ!!

 

頑張れ由利本荘!!!

 

そんな衝撃的な補助金制度に魅力を感じつつ、Kさんと合流し会場を後にしました。会場でお会いした、いつも動画を作る上でお世話になっている某お猫様と3人でお茶でもと駅周辺を歩いたもののどこも満席で静かに解散したのはちょっと惜しいところ。おのれ有楽町……!!

 

【全体の総括】

今回は大変に実りあるものでした。ここに書いていない細かい話もありますし、頂いた資料などを読めば更に制度などについて知ることが出来ます。

ほぼどの地域も車社会であることの再確認、地域による補助金制度の多様性、地域の税金などを含めた物価や生活費用……。

一つの地域だけでお話を聞いているだけでは分からないことがたくさんありました。移住を考えている方、興味のある方は、一度こうしたイベントに来てみることを強くオススメします。

注意することと言えば、本当に夜の繁華街のキャッチかと思うレベルでガツガツ声をかけられるので気をつけて下さい(笑)

 

 

【参考サイト】

全国移住ナビ

ホーム/ニッポン移住・交流ナビ JOIN

 

 

そんなところで、今日は長くなりましたがこの辺で。

どうぞご自愛ください。

 

今日のイベントだけで手提げのコットンバック(不織布バッグ)が5つも増えてさて何に使おうかと使いみちに悩んでいる今日この頃…… 

 

【追伸】

一緒に行った友人KさんがTwitterのモーメントに自信が回ったブースのまとめを投稿されていたのでリンク貼らせていただきます。私より詳しいかも?(本人了承済み)

twitter.com